CFDの取引形態

世界の70ヶ国以上の国々で資産運用の新しいスタイルとして注目され、日本でも徐々に人気が高まりつつあるCFD取引ですが、取引の形態はどのような形になっているのでしょうか。

CFD取引は、以前は「エクイティスワップ」と呼ばれていた取引法です。 「エクイティ」というのは、「衡平(釣り合いがとれていること)」、「公正」という意味があります。

一定の固定金利により発生する収益と、投資家が保有する株式のポートフォリオ(資産構成)を一定期間運用したことにより発生する収益とを交換する取引が「エクイティスワップ」です。 エクイティスワップを行うことにより、株価の変動で投資家が負うリスクを軽くすることができるもので、欧米諸国では以前より一般的な取引として行われていました。
東京、ニューヨークと並んで世界三大市場と称されるロンドン市場を中心にこの取引が行われてきたことが、ロンドンにおけるCFD取引が、現在市場全体の約3割を占めるほど発達した理由といえるでしょう。

では具体的に、「CFD取引」はどのように行われているのかをまとめてみます。

「CFD」とは、「Contract for Difference」の略です。
「Contract」とは「法的に効力のある契約」という意味があり、「Difference」は「違い」、「差異」といった意味があります。 債券や株式などの有価証券の売買取引では、投資家が証券などの原資産を保有していなければなりません。
しかしCFD取引では、原資産を保有することなく取引を行うことができます。 売買取引は、証券取引所を介さず、CFDの取引業者との相対取引になります。

CFDで取引するのは、差金、つまり売買取引を行う有価証券や商品先物などの取引価格の差額です。 ある特定の国内株の値動きと連動しているCFDを購入することにより取引を行います。
当該株式の価格がそれに連動するCFDを購入した時の価格よりも高くなった場合には、購入時との差額を利益として受け取ることができます。 しかしそれとは反対に、購入時よりも当該株式の価格が下落した場合には、購入時との差額分を支払わなければなりません。

わかりやすくいえば、FXは外国為替の差益により資産を運用する取引法ですが、FX取引と同様の仕組みで、外国為替に限定せず、債券や株式、株価指数、金利、商品先物などのコモディティなど、多種多様な金融商品の売買取引を行うことができるのがCFD取引ということになります。

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