グローバルな投資環境が実現

CFD取引の魅力のひとつとしても取上げましたが、CFD取引を行うことによって、他の投資法よりもグローバルな投資環境が実現するという点は、国内ばかりでなく海外に目を向けて先見性をもった投資を行いたいという投資家の方には嬉しいメリットといえるでしょう。

CFD取引で売買することが可能なのは、ヨーロッパ、アメリカ、日本の株式です。 日本にいながらにして、先進諸国に籍を置く海外企業の銘柄に投資することができるので、海外投資家となる最短ルートといえるかもしれません。

しかし、ここで注意すべき点がひとつあります。 それはCFD取引をはじめても、世界中のどんな国の市場でも売買取引を行うことが可能というわけではないということです。 なぜなら、CFD取引においても取扱っていない株式がある為です。

先述したように、CFD取引で売買取引を行うことができるのは、ヨーロッパ、アメリカ、日本の株式です。 従って、ベトナム株や中国株など、日本を除くアジア諸国の個別の株式は取扱いがありません。 また、ロシア株やブラジル株をはじめとする新興国の株式も現時点(2008年10月時点)ではありません。
そしてもう一点、国内の株式においては、日経平均株価(日経225)への採用銘柄は取扱いがありますが、その他の個別銘柄については今のところ取扱っていません。 CFD取引では先物や債券、株式など金融商品の種類を問わず、ひとつの証券口座で取引をすることができますが、取扱いのない国内の小型株や新興国の株式を投資対象として資産の運用をしたいという場合には、取扱いのある証券会社の口座を別に開設することになります。

このように多少投資ができる金融商品の幅に制限がかかるとはいっても、CFD取引が魅力ある取引法であることに変わりはありません。 ロンドン市場のような規模の大きな市場において、2000年の取扱い開始から10年足らずの間に取引割合の約3割を占めるまでに急成長しているのがなによりの証拠です。

海外の株式の取引を行う際は、国内の株式の取引と比べて高い手数料が必要となります。 CFD取引であれば、取引手数料の安さが自慢のネット専業の証券会社に引けをとらないほどの安い手数料率で海外の様々な金融商品の売買取引を行うことができます。
しかも必要な証拠金の額は、実際の取引価格の1割からと少額です。

投資のリスクを軽減するにも、分散投資は有益です。 ポートフォリオのひとつにCFD取引をプラスすることで、手軽にグローバルな取引を行うことができるというのは、何物にも変えがたい魅力といえるのではないでしょうか。

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