レバレッジを正しく理解しよう

CFD取引で自己資産を大きく増やす為には、レバレッジを正しく理解することが重要なポイントとなります。 レバレッジは、利用の仕方によっては少ない資金で大きな取引を可能にしてくれ、また、得られる利益も数倍、数十倍というハイリターンを期待することができます。
しかし、市場の価格の動向や投資している銘柄の業界で不足の事態が起こるなどの理由で価格が大きく下落した場合には、大きなリスクを負うという性質も併せ持っています。

現物株の売買取引の場合には、自己資金の範囲内での売買しか行うことができないので、万一保有している株の価額が下がったとしても、負うリスクは自己資金の範囲内です。 それに対してCFD取引でレバレッジをかけての取引を行った場合に負うリスクは、かけていたレバレッジの率と同等になります。 20万円の自己資金で10倍のレバレッジをかけていたとすると、損失額は200万円と自己資金を大きく上回ることになるのです。 いわばレバレッジは、両羽の剣ともいえるのです。

CFD取引では、投資家の自己資金のレベルと商品のリスクのレベルとを加味し、あらかじめ商品を扱う証券会社で最大100倍程度まで設定されています。 FX取引では、各証券会社で設定している範囲内で、投資家が自由にレバレッジの率を決めて取引を行うことができます。 その為、状況に応じて、レバレッジをかける率を自分で調整しながら取引を進めることができますが、CFD取引では自分でかけ率を調整することができず、一定のレバレッジで投資を行うことになる為、高いレバレッジが設定されている金融商品ほど注意して運用する必要があります。

ひとつ例をあげてみます。
1株10万円の銘柄を10株購入するとします。 通常であれば10万円×10株で100万円の購入資金が必要ですが、レバレッジを10倍に設定すると、10万円の自己資金で購入可能となります。 つまり、10万円(自己資金)×10倍(レバレッジのかけ率)=100万円ということです。 株の値動きが好調な気配をみせていた銘柄を購入したのですが、数週間後、予測していなかった事態が起こり、購入した銘柄の価額が10%下落したとします。 この場合、投資していたお金はどうなるでしょうか。

10万円(1株あたりの価額)×10%(値下りした率)×10(購入した株数)×10(レバレッジ)=100万円

上記のような計算になり、自己資金の10倍もの損失を負うことになるのです。

このようなレバレッジの特性を正しく理解し、リスク管理をしっかり行わないと、資産を増やす為に始めた投資で逆にとんでもない損失を抱えることになってしまう為、注意が必要なのです。

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